■プロフィール
氏 名:馬場 紅葉(読み:ばば もみじ)
年 齢:18歳(物語のスタート時点)
出 身:岐阜県
服 装:パーカー+スカート
好きなもの:甘いもの、ノリがいい人
嫌いなもの:悪いことする人
■立ち絵
■人柄
自分の行動に対して肯定的。(悩まないように心掛けている?)
思い出を大切にする。
どんな人にも明るく、楽しく接することができる。
■表情ギャラリー
■テーマBGM
■ビギンズナイト※ネタバレを含みます
馬場紅葉のとっても後ろ暗い過去をお話しします。
高校時代、彼女は周囲とは距離を置き、「自分の好きなこと」だけをしていました。
読書趣味に没頭する根暗でかわいそうな女の子、誰にも相手にされないのけ者。
仲間に入りたそうに、視線を送ってくる「誘われ待ち」のかまってちゃん。
いや、外からはそう見えたかもしれませんが、真実は違います。
もう一度最初から、語りましょうか。
馬場紅葉は面倒なことが大嫌いな女の子でした。読書とかタイパ悪いし好きではなかったようですね。それでも彼女は読書を趣味にしていました。理由が気になりますよね?
「他人が嫌いそう」なことをあえてやっていたカンジです。
別に天邪鬼を気取っていたわけではなくて、他人に興味を持たれそうな要素を徹底的に消していたんです。
スマホが手放せない現代の学生が、難しい本を読むことが好きな人にシンパシーを感じることはないでしょう?
読書はほんの一部で、他にもあらゆる場面で他人に介入されるようなスキはなくしました。
その結果、クラスメイトに声をかけられることは殆どなくなりました。
他人なんて興味もてないし、話したくもない。
人生なんて自分一人がいれば十分。
人の意見なんてどうでもいいし、他人に意見もしたくない。
それが当時の馬場紅葉の考えでした。
そんな彼女の愚かな考えを大きく変えた出来事がありました。
いつもと変わらない日常。始発電車、1両目最奥の席で、サブカルソングを流しながら通学していた時のことです。
目の前で中学生ぐらいの女の子が触れない頭皮の匂いを嗅がれていました。そういった痴漢があることは話には聞いていましたが、実際に見るのは初めてで、本当に痴漢であるか確信がもてませんでした。
そもそも彼女は面倒臭いことが大嫌いで、人除けを徹底しているような個人主義者であったので、自分からかかわりに行くことはありません。
バカみたいな妄想にふけっている間にとなりの男が立ち上がり、
突如。
「うおおお」
と奇声をあげ、車内の視線を一点に集めたのです。
おかしな奴が2人もいるのかと驚きましたが、そうではなかったのです。
男が奇声をあげると、触れない痴漢をしていた男は女子中学生から逃げるように離れていき、当の女子中学生はきょとんとした様子でした。
奇声を上げた男は、痴漢が立ち去るのを確認すると再び座席に腰掛け、スマホのメモ帳に文字をすばやく書き込み、
『怖がらせてごめんね』
男のスマホの画面には馬場に宛てた謝罪文が書かれていました。
スマホをしまうと男は次の駅で降りて行ったと記憶してます。
そこで彼女は違和感を感じました。
彼が馬場と同じ高校の制服を着ていたからです。
つまり、本来の降車すべき駅は今より3駅は先です。
どういう思いで彼が叫び、どういう意図で降りて行ったのか。
急な出来事だったため、その場では理解ができませんでした。
その後頭の中を整理して朝の出来事を反芻し、彼の行動の全てがあの子を守るための優しい行動であったことを理解しました。
彼の英雄的行動を見てからは、朝も夜も焦燥感に駆られました。
自分は何とちっぽけな存在なんだろうか。
あたりまえの日常を守るため、自らを犠牲にする人がいる横で自分はそれをただ見ているだけ。
優しさの上に成り立っているこの世界に、自分だけがタダ乗りしている。
彼のように積極的にならなければ。
自分にだってできるはずだ。
いつの日か彼のようになりたいと、今はそう思います。












